じつはぼくのくぼはつじ -4ページ目

じつはぼくのくぼはつじ

老いを認める日々のブログ

いやぁービックリした!

何がって?

自分の手のシワに、、、




ジジイだったんだ



俺。








    大坂なおみちゃんのジェニファー問題。ジェニーと呼ぶべきだったらしいけど、ま、当方にはよく分からん問題、、、^_^

    ドノバンが想いを寄せたジェニファーは、ジョージ ハリソンの奥方の妹。なぜか歌詞の三番はフランス語だね!
    本屋大賞という文学賞があるくらいだから、今も本屋の店員さんは本好きが多いのだろう。わたしが1960年代半ば頃働いていた本屋さんにも本好きが集まっていた。各自ばらばらにとる休憩時や昼夕食時にそれは見てとれた。社員もアルバイトも無駄話もせず本を読んでいた。そんな本屋さんに、文学とは無縁なわたしが紛れ込んだ。そもそも本屋さんで働こうと思うのは、本が好き、文学が好き読書が好きという方が多いと思うのだが、わたしはそういった動機もなしに本屋さんに飛び込んだ。昼間学校に行っていたので夜働ける場所を探していて、偶然見つけた本屋さんだった。
    それまで働いていたのはガラス瓶工場、靴屋、ラーメン屋、ホテル厨房皿洗い、どれも長続きはしなかった。ホテルの皿洗いなどは、一日で辞めてしまっていた。ガラス瓶工場は三日、、、。本屋も多分長続きはしまいと内心思っていた。というか大学生向けのアルバイト募集だったので、高校二年の自分は受かるまいと思っていた。それがなぜか受かり働き出した。学校が終わってから閉店十時まで。何時からは定めないけど必ず毎日出て来ることを、マドロスパイプを咥えた少し小太りでダンディな書店主に約束させられた。
「高校生は初めてだけど、君が気に入った」

    仕事は楽しかった。見る事する事やる事、すべて新鮮だった。かなり大きな駅前書店だったのでお客に尋ねられた商品が何処にあるかを覚えるのは大変だったが、ひと月もすると本のタイトルを聞いただけでその場に案内する事が出来た。慣れて来ると背表紙を見て「この本はこんなタイトルだけど、一体どんな本なんだろう」と想像する楽しみも出来た。

    ある日「中原中也〜山羊の歌」という文庫本が目にとまったが、手にとってページをめくる暇はなかった。気になるタイトルだったので休憩時間に、たまたま一緒だったアルバイト大生に尋ねた。
「山羊の歌って本、ナカハラナカヤって知ってます?」
    すると大学生は露骨に軽蔑の色を目に浮かべ「ナカハラナカヤ?久保くんは、なかはらちゅうやも知らないのか?」と言われた。わたしは自分の顔が赧く染まるのを感じるほど上気しながら「ナカヤじゃなくってチュ、チュウヤって読むんですね」と答えて黙り込んだ。

    
    春の嵐が吹きヘッセの小説を思い出した方のブログを読みヘッセを思い出した^_^ 。ヘッセこそが、わたしの濫読時の出発点で青春時代の始まりでは無かったか?

車輪の下、春の嵐(ゲルトルート)、ペーターカーメンチント(郷愁)、デーミアン、ナルチスとゴルトムント(知と愛)、ヘッセ詩集、シッダルタ、荒野のおおかみ

    16の頃、生きるのに疲れてへこたれていた頃三鷹の書店主が雇ってくれた。わたしは大学生のアルバイト生に混じって働き出し、立川短大に通っていた女性から勧められ「車輪の下」を読みヘッセに取り憑かれた。自分が言葉に出来ない思いの全てがそこにはあった。


    今思えば(嘘、前から思ってた。笑)ほんの少し、ほんの少しだけその短大生の女性に気に入られたいという気持ちがあったかも知んない^_^ !


    幼少のみぎりは(出たっ!)、漫画本ばかり読んでいたので小説は読んでいない。初めて漫画本以外の本を買って貰ったのは10歳の頃、インドの村で起きた輪廻転生の話や、スフィンクス発掘調査団の連続不審死の話が載った「世界7大ミステリー」といった本。三つ子の魂百までで、今も難破船の宝が見つかったニュースやUFO記事には心踊らせ反応してしまう。それでも思春期前、小説の類も何冊かは読んでいたのでご紹介。

清兵衛と瓢箪、山椒大夫、鼻、蜘蛛の糸、坊ちゃん、吾輩は猫である、宮本武蔵(吉川英治)、ミレー、ゴッホの手紙、今日の芸術(太郎ちゃん^_^)、リルケ詩集


    四つ年下の弟にも嗤われるほど、小説を読まない子供でした〜。


    震度4ならこんなもんかと思ったら結構揺れて、娘はキモを冷やしたらしい、、、!

*画像に特定のモデルはおりません^_^。
    五年前に酷い目にあったので、今回の福島沖地震が人ごとに思えず心配だ。東京も結構揺れたようで、震度4とは思えないほど揺れて怖いとの連絡が娘から入った。揺れの時間が長かったせいもあろうが、一人住まいの心細さもあるのだろう。余震を考えると何だか恐くて眠れないので、電話を繋いだまま生活音を聞きながら寝たいと言う娘の要望通り先程までそうしていた。
    余震、、、経験して分かったことだが、いつ来るかいつ来るかと神経を張り詰めざるを得ない状況は、ある意味本震にあった時よりも精神的にキツイ。

    ああしたら良いこうしたら良いは言えないが、ともかく皆様のご無事と平穏を此地より深くお祈りいたします。
    森元総理は老害という言葉が嫌いらしいが、わたしは特段なんとも思わない。老害と言われないよう気をつけるばかりである。さて、昨日書いた記事中の三本の映画。所謂成人指定のものではないけれど、14、5才のガキが大手を振って見るには少々ハードルが高かった。ポスターやスチール写真を見ると、心臓の高鳴りは止まらずもの狂おしくさえなった。そんな映画を「見に行こう!」となって、同級生の落ちこぼれ仲間五人で作戦を練った。

「なるべく大人びた中学生らしくない服装で」この件は全員一致で即可決されたが入場料で問題が起きた。百五十円か二百円だったと思うが払えない金が無いが三人いたのだ。わたしともう一人は新聞配達をしていたので金はあったが、二人共当時四万円以上したロードレースタイプの自転車の月賦支払いに追われていて三人分を払う余裕は無かった。

「よし、二人が壁になって入場料を払ってる間にコッソリ入ることにしよう!」

    当日、わたしともう一人はモギリのオバさんの注意を惹きつけられるだけ惹きつけ、仲間三人は床に這いつくばるほど姿勢を低くして入口を突破した。

    えっ、苦労して見た映画はどうだったかって?それが話の内容はさっぱりだったけど、観覧以後若尾文子が昼夜頭から離れなくなって困ったわ^_^!


*若い頃のワルぶった話をして悦に入る年寄りを老害という〜反省。


    

    有名人ならともかく無名なうえに小汚い爺さんの組成分析なぞ誰も興味無かろうと筆もためらいがちだったのだが、つい先日若い読者の方から「面白かった」とお褒めの言葉を頂き、不肖久保俄然やる気が湧いて来た。ましてやその若い読者は女性である。これで立たなきゃじゃなかった書かなきゃ男がすたる!

、、、というわけで、映画館で見た映画編。

キングコング、ミッキーマウス他ディズニーアニメ、鞍馬天狗、ゴジラ、モスラ、二十四の瞳、ノンちゃん雲に乗る、キューポラのある街、ウェストサイド物語、アイドルを探せ、月曜日のユカ、廓育ち、鍵、みじかくも美しく燃え

    こう書いて見ると、幼少のみぎり(^_^)より思春期前後に映画館で見た作品の少なさに驚くのだが、チケット代を考えてみれば当たり前か?ところで上記「アイドルを探せ」と「みじかくも、、、」の間に、なにやら大人びたタイトルが挟まっているのは何故か!?その謎は次回明かすとしよう、、、^_^!

    


    昨日の記事中、くぼはつじ組成に大事ないくつかの番組が抜けていた。

パパはなんでも知っている、三馬鹿兄弟、ミスターエド、ビーバーちゃん。

    しかし考えてみると、テレビばっかり見ていた幼少期から思春期。いかにテレビ時代の申し子世代とはいえ、ちと多過ぎじゃ?


「テレビばっかり見てないで勉強しなさーい」

    母の声が聞こえる^_^。


おまけ


注)爺さんの「タバコが体にいい」は、あくまでも個人の見解です。