老害記事 | じつはぼくのくぼはつじ

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老いを認める日々のブログ

    森元総理は老害という言葉が嫌いらしいが、わたしは特段なんとも思わない。老害と言われないよう気をつけるばかりである。さて、昨日書いた記事中の三本の映画。所謂成人指定のものではないけれど、14、5才のガキが大手を振って見るには少々ハードルが高かった。ポスターやスチール写真を見ると、心臓の高鳴りは止まらずもの狂おしくさえなった。そんな映画を「見に行こう!」となって、同級生の落ちこぼれ仲間五人で作戦を練った。

「なるべく大人びた中学生らしくない服装で」この件は全員一致で即可決されたが入場料で問題が起きた。百五十円か二百円だったと思うが払えない金が無いが三人いたのだ。わたしともう一人は新聞配達をしていたので金はあったが、二人共当時四万円以上したロードレースタイプの自転車の月賦支払いに追われていて三人分を払う余裕は無かった。

「よし、二人が壁になって入場料を払ってる間にコッソリ入ることにしよう!」

    当日、わたしともう一人はモギリのオバさんの注意を惹きつけられるだけ惹きつけ、仲間三人は床に這いつくばるほど姿勢を低くして入口を突破した。

    えっ、苦労して見た映画はどうだったかって?それが話の内容はさっぱりだったけど、観覧以後若尾文子が昼夜頭から離れなくなって困ったわ^_^!


*若い頃のワルぶった話をして悦に入る年寄りを老害という〜反省。