おじ(い)さんの華麗な過去 | じつはぼくのくぼはつじ

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 おばさんやおばあさんは、わりと娘なんかと一緒に出歩いている。で、あの娘は将来あんなふうになるのかとか、おばさんの若い頃はあんなふうだったんだろうなとか母娘を見て想像出来る。


 ところがおじさんやおじいさんは一人で歩いていることが多いので、おじさんはずーっとおじさんをやっていて、おじいさんはおじいさんをずーっとやっているように見えてしまう。一人歩きのおじさんやおじいさんには過去も未来も無いように見える。

 うちの店に来るおじさんやおじいさんのお客も一人で来る人が多い。おばさん客のほうは子供と一緒が多いのに男親は一人が多い。

 おばさんやおばあさんにくらべて、おじさんやおじいさんの若い頃の姿を想像することは上記の理由からなかなか難しい。でも、おじさんやおじいさんにも華やかだった若かりし頃の過去の姿があったはずだと思う。

 ハゲでデブで臭いおじさんにも、入れ歯ふがふが目ぇ~しょぼしょぼのおじいさん(自分のことです)にも光り輝く栄光の時は確かにあったのだ。自分のことを語れば、いまの姿からはとても想像できないだろうけどミックジャガーのようなときだってあったのだ。多分、少しだけ、ほんのチョビット!

 クソー、俺だって、俺にだって!!というわけで、きょうはストーンズです。
 
 紫色のTシャツ。首には皮のチョーカー。ベルボトムのLeeのGパン。長髪風になびかせ(チュルチュル天パーだからなびかなかったけどね)夜な夜な×2ぐらいディスコに行ってた。んで踊ってた。それもコペンハーゲンではーげんでいた。「Revolution」って店だった。きゃっこいかった(嘘)。モテタ(嘘)。

 こうしておじ(い)さんの栄光の時はなぜか嘘にまみれてしまうけど、どうせ誰もまともに聞いてくれないからおんなじことなんだよね~(涙)

2012.10の記事